浪費家ナッツの投資日記

浪費家によるインデックス投資の積立・高配当米国ETF・高配当国内株の運用日記です

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つみたてNISAで何に投資する?私のオススメを考えてみた!(新興国株式/MSCIエマージング・マーケット編)

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浪費家ナッツです。おはようございます。

 

2018年から始まる「つみたてNISA」の対象商品は、金融庁の設定した厳しい条件をクリアした商品だけに限定されています。一方で、「つみたてNISA」対象商品は一部を除いて特定口座でも購入できるため、対象商品の内容は知っていて損はありません。

 

 

エマージング・マーケットとは?

成長段階の初・中期に位置する国や地域の市場の総称、新興成長市場ともいう。中南米、東南アジア、中国、インド、東欧、ロシアなどがエマージングマーケットとされる。発展途上のため高い成長が期待できる半面、政権交代や急激なインフレ、通貨暴落などのリスクもある。

 

引用:コトバンク

 

 

 

MSCIエマージングマーケット・インデックスとは?

MSCI社が提供するグローバル株式指数で、新興国(エマージング)に分類される21カ国の銘柄により構成されています。MSCI全世界(ACWI)から、先進国(含む日本)を除外したものです。

 

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新興国の時価総額はどれくらいか?

「私のインデックス」によると、2017年9月末時点のエマージング・マーケットの株式時価総額は4.2兆ドルだそうです。全世界の時価総額が43.5兆ドルですから、そのうちエマージングマーケットは、9.6%を占めます。

 

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ソース:私のインデックス

 

 

 

MSCIエマージング・マーケットのパフォーマンス

MSCIエマージング・マーケットのパフォーマンスを「つみたてNISA」と同じ期間の20年で見ると、年率平均で+6.3%になるようです。(2017年9月末データ)

 

現在の数字だけで見ると、MSCIコクサイ・インデックスのパフォーマンス(年率平均+6.2%)と同水準になっています。

 

一方で、MSCIエマージング・マーケットのブレの大きさ(リスク)は25.7%と、MSCIコクサイ(18.8%)に比べて値動きが激しいようです。

 

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ソース:私のインデックス

 

 

 

MSCIエマージング・マーケットの構成上位10銘柄

MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投資信託「野村インデックスファンド・新興国株式」からの情報になりますが、2017年9月末時点の構成上位10銘柄は以下の通りです。

 

銘柄名 ウェイト 業種
TENCENT HOLDINGS LTD 4.80% インターネットソフトウェア 中国
SAMSUNG ELECTRONICS 4.30% コンピュータ・周辺機器 韓国
ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR 3.80% インターネットソフトウェア 中国
TAIWAN SEMICONDUCTOR 3.40% 半導体・半導体製造装置  台湾
NASPERS LTD-N SHS  1.80% メディア 南アフリカ
CHINA CONSTRUCTION BANK-H 1.40% 銀行 中国
BAIDU INC - SPON ADR 1.30% インターネットソフトウェア 中国
CHINA MOBILE LTD 1.20% 無線通信サービス 中国
IND & COMM BK OF CHINA-H  1.10% 銀行 中国
HON HAI PRECISION INDUSTRY 1.10% 電子装置・機器・部品 台湾

構成銘柄数842

※MSCIエマージング・マーケットとの連動を目指していますが、組入銘柄数・比率が完全一致ではない可能性があります。

 

 

知らない銘柄ばっかりと思ったら、検索してみると名前くらい聞いたことがある会社が約半数ありました。

 

2位 サムスン電子
3位 アリババ・グループ・ホールディングス
7位 百度(バイドゥ)
8位 チャイナモバイル(中国移動通信)
10位 鴻海精密工業(FOXCONN)

 

 

 

つみたてNISA対象銘柄

ファンド名 運用
会社
協会コード 純資産
(百万円)
信託報酬
売却時
リターン
リスク
たわらノーロード 新興国株式 AM-One 47311163 3,496 0.5%
0.3%
+33.7%
3.6%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド ニッセイ 2931517A 19 0.34%
0%
-
野村インデックスファンド・新興国株式 野村 0131310B 4,221 0.6%
0.3%
+33.4%
3.5%
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド SMAM 79312114 1,138 0.56%
0%
+32.8%
5.1%
SMT 新興国株式インデックス・オープン SMT 6431208C 18,937 0.6%
0.3%
+33.6%
3.5%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス MUFG 0331C177 1,374 0.34%
0%
-
eMAXIS 新興国株式インデックス MUFG 0331809A 34,729 0.6%
0.3%
+33.5%
3.6%
つみたて新興国株式 MUFG 3314178 12 0.34%
0%
-
Smart-i 新興国株式インデックス りそな AJ317178 0 0.34%
0%
-

 AM-One : アセットマネジメントOne
大和:大和証券投資信託委託
ニッセイ:ニッセイアセットマネジメント
野村:野村アセットマネジメント
SMAM : 三井住友アセットマネジメント
SMT : 三井住友トラスト・アセットマネジメント
MUFG : 三菱UFJ国際投信
りそな : りそなアセットマネジメント

 

信託報酬:信託報酬率
売却時:信託財産留保額

 

色付き:購入・換金手数料あり

 

 

 

日本・先進国へ投資したい時

日本を投資先とするもの

「つみたてNISA」対象となる国内型のインデックスとしては、TOPIX、日経平均株価、JPX日経インデックス400が対象となっています。

 

このうちTOPIXへの連動を目指す対象商品について、まとめたものを記録したものです。

www.mixnats.com

 

 

先進国を投資先とするもの

また、海外型では多くのインデックスが対象となっていてどれがよいのか悩むところですが、よく見かけるMSCIコクサイ・インデックスへの連動を目指す対象商品については、前回記録しました。

 

MSCIコクサイ・インデックスは、先進国のうち日本以外を対象としたものです。

 

www.mixnats.com

 

 

 

感想

TOPIXやMSCIコクサイ・インデックスと比較すると、信託報酬率が高いですね。また、ある程度実績のある投資信託(リターン・リスクの記載のあるもの)は、信託財産留保額が設定されています。

 

信託財産留保額とは、投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のことです。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して何%」といった形で解約代金から差し引かれます。

 

引用:SMBC日興証券

 

 

一方で販売開始から1年経過していない新しい投資信託は、信託報酬率が圧倒的に低く、信託財産留保額がありません。コスト競争はまだまだこれからといった感じでしょうか?

 

 

今、これらの中から私が選ぶとしたら、信託報酬率が低く純資産もそこそこあるこちらでしょうか?

 

1.たわらノーロード 新興国株式

 

たわらノーロード新興国株式は、2017年12月30日~信託報酬率が0.34%に値下げされることが発表されています。

 

 

また、これからに期待している商品は、次の2商品。

1.eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
2.<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド

 

eMAXIS Slim新興国株式インデックスは、Slimではない方がマザーファンドになっているようなので、安定運用できるのではないかという期待があります。

 

 

マザーファンドとは、複数のベビーファンドと呼ばれる投資信託から資金を預かり、それをまとめて運用する投資信託のことです。親ファンドとも呼ばれます。ベビーファンドの資金をまとめて運用することで、ベビーファンドが個別にいろいろ運用するよりも運用規模を大きくしたり効率化を図ったりすることができます。

 

引用:SMBC日興証券

 

 

ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、今年10月13日に販売開始したばかりの投資信託です。ニッセイの他の商品がコスト競争の先頭にいることからの期待です。